朝5:30にシェラトンホテルをチェックアウトし、リマ空港へ。7:35発のスターペルー航空(I1111便)で世界遺産の街「クスコ」に向かいました。
この路線は欠航・遅延が多いので心配していたのですが、スケジュール通り飛んで一安心。
飛行機からみた風景
リマ-クスコ間は、険しいアンデス山脈の上空を飛びます。ほとんどの乗客が窓の外をずっと眺めていたのがとても印象的でした。
予定通り、約1時間のフライトでクスコ空港に到着。クスコは標高3400メートルの高地にあり、飛行機から降りた瞬間から空気の薄さを感じます。標高3400メートルといえば、富士山の9合目と同じくらい。高山病の予防薬を飲んでいましたが、やはり少し不安です。
空港でタクシーを拾い、まずは宿泊予定のリベルタドールホテルへ向かいました。
リベルタドール・パラシオ・デル・インカ・クスコホテル
長い名前ですね。通称はリベルタドール クスコホテルです。
ロビーが天窓になっているので、とても明るいです。
こちらのソファに座ってチェックインの手続きをしました。良いホテルって、到着するとすぐに座らせようとしますね。そしてウェルカムドリンク(コカ茶)が運ばれてきます。
コカ茶
名前のとおり、コカインの原料になるコカの葉でいれたお茶です。濃縮すれば麻薬になりますが、お茶として飲む分には問題ありません。高山病予防にもなるそうです。ただ、ペルーでは普通に売っているコカ茶でも、日本に持ち込むと逮捕されちゃいますので要注意。
味は、薄い煎茶と黒豆茶を混ぜたような感じかな。(←この説明じゃ余計わかりにくいかも!?)そんなにクセがあるわけではないので、飲めなくはないですけど。。。
広々とした清潔感あるお部屋です。
こちらのホテルはホスピタリティも素晴らしくて本当にオススメです。
クスコにはもう1つ「モナステリオ」という超高級ホテルがあるのですが、そちらの写真も撮ってきましたので後ほどご紹介しますね。
さてさて、クスコで確かめてみたいことがあってスーツケースに「あるもの」を入れてきました。それは、、、
スナック菓子です。
風船のようにパンパンに膨らんだ袋を見て、2人で大笑い。ものすごく空気が薄いことをご理解いただけたでしょうか。針で空気を抜いてから開封し、インカコーラと一緒に美味しくいただきました。
クスコの街を観光する前に、まずクスコ郊外にあるピサックの朝市を見に行きました。クスコからピサックまではタクシーで20分くらいの距離です。
ジャガイモ、ニンジン、トマトなどの野菜や、バナナ、マンゴー、オレンジなどの果物、観光客向けの手芸品など、本当にいろいろな物が売られています。
私は1.5ソル(約45円)のオレンジジュースを購入。注文してから皮を剥いて絞ってくれるので、本当にフレッシュで美味しかったです。
1時間ほど市場見学を楽しんだ後は、待機してもらっていたタクシーに乗ってピサック遺跡へ。遺跡は山の上にあり、市場から車で10分ほどの距離です。道の途中にゲートがあり、周遊券(70ソル)を買う必要があります。
こちらが「ミニ・マチュピチュ」とも言われているピサック遺跡です。標高2900メートルで、クスコ市街よりは低いのですが、少し歩いただけで息切れします。遺跡はとても保存状態が良く、見事な石組みと段々畑が印象的でした。
ピサックからクスコの街に戻る途中、運転手さんに頼んでキリスト像の丘に寄ってもらいました。
キリスト像の丘からみたクスコ市街
オレンジ色の瓦屋根と白壁が美しいですね。中央の広場がアルマス広場です。
このあと一旦ホテルに戻って、いよいよクスコ市街観光です。
サント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)
宿泊したリベルタドール・クスコホテルの目の前にあるので、まずこちらから見学しました。インカ帝国の宮殿と太陽神を祭った神殿があった場所です。首都クスコの中心地ですね。
パティオ
インカ帝国時代は、黄金の泉(井戸)があり、黄金の石が敷き詰められていた場所らしいです。黄金の像なども沢山あったらしいのですが、スペイン人がすべて溶かして持ち帰ってしまい、ヨーロッパは金が溢れて大インフレになったんだとか。インカ帝国にはそのくらい大量の金があったということなんですね~。
以上、すべて「地球の歩き方」の受け売りです(笑)。
今回の旅行では歴史的文化遺産を数多く訪れたにも関わらず、ガイドさんを頼みませんでした。「〇〇年になんとかの王様が建てて、◯◯年に誰それに侵略されて~、」とか聞いても2人ともすぐ忘れちゃうのでもったいないんですよね(笑)。私たちにはガイドブックに書いてあるくらいの知識でちょうど良いみたいです。
黄金の板
レプリカで、本物ではありません。天上、地上、地下の3世界を表現しているとのこと。
サント・ドミンゴ教会は、元々はインカ帝国の宮殿として建てられただけあって、精微な石組みが本当に素晴らしかったです。「石」なので写真映えはしませんが、実物を見たら誰もが感心してしまうものです。
クスコのアルマス広場とカテドラル
カテドラル(大聖堂)の内部は写真撮影禁止でしたが、銀の祭壇は必見ですよ。
12角の石
アルマス広場から3分ほど歩いた場所にある12角の石です。数えると角が12個ありますよね。この石は宗教美術博物館の外壁の一部であり、特に大きな意味があるものではありません。でも、こんな複雑な形の石を周囲の石とぴったり合わせた技術が素晴らしいということで、インカ帝国の石組みの真髄として有名な石なんです。常に観光客が群がっているので、すぐ見つかります。
14角の石
12角の石と同じく宗教美術博物館の外壁なのですが、こちらは小さい石なので少し見つけにくいかもしれません。南西側のドアのそばにあります。
12角の石の周りには、リャマを連れた民族衣装の子供たちが何組か立っており、「写真を撮って」とおねだりされます。もちろん写真を撮ったらチップを渡すのがお約束ですよ。
この日の夕食は、アルマス広場のすぐそばにある「プカラ」というレストランでいただきました。こちらには日本語メニューがあり、日本人観光客もよく来ているようです。
クスコの夜はとても寒くてダウンジャケットが必要なほどです。私は温かいリモナーダ(レモネード)をいただきました。高地でアルコールを摂取すると高山病になりやすくなるので今夜は控えました。
アヒ・デ・ガジーナ
一言でいうと、ペルー風チキンカレーといった感じでしょうか。20種類のスパイスが入っているそうですが、そんなに辛くはなくて食べやすかったです。
ソパ・デ・アホ(ニンニクのスープ)
中に半熟の卵が入っています。ニンニク好きの人にはオススメ。食後はもちろんニンニク臭くなるので、ランチだとちょっと困るかも。
ペルー風コロッケ
中身はジャガイモとひき肉です。日本のコロッケと似た味です。ジャンボサイズですね!
お店を出ると、すっかり暗くなっていましたが、アルマス広場の周りはライトアップされており、夜景がとても綺麗でした。
ミネラルウォーターを2本買って、タクシーでホテルに戻りました。
クスコ市街では短い距離でもなるべく歩かずにタクシーを使いました。高山病予防のためには「運動せずにじっとしていること」が1番大事です。旅行者なのでじっとしているわけにはいきませんが、タクシーを使うことである程度防ぐことができると思います。
お部屋に戻ると、焼き菓子とチョコレートが置いてありましたよ。こういうのって嬉しいですよね~。
心配していた高山病も2人とも大丈夫だったし良かったね~等と話しながら、スーツケースの中身を整理していると、軽く頭痛がしてきました。「ちょっと頭が痛くなってきた」と主人に伝えたところ、「念のため酸素吸っておいたほうが良いんじゃない?」と言われたので、フロントに電話。
すぐにお部屋に酸素ボンベを持ってきてくれました。(無料です)
ホテルの方に10分間吸ってくださいと言われたのですが、本当に10分吸っただけで頭痛解消!!酸素の力って凄いですね。
明日はいよいよマチュピチュです!!
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