この日も早起きして5時に朝食を食べ、6時ちょっと前にチェックアウト。(ちなみにリベルタドールクスコホテルのレストランは朝4時半からオープンしています。私たちのようにマチュピチュ行きの始発列車に乗る人への配慮だと思います。)
スーツケースはホテルに預ってもらい、1泊分の荷物を持って、タクシーでポロイ駅へ。
クスコ市街からポロイ駅までは車で15分くらいです。
明日はポロイ駅からクスコのホテルに戻らないとならないので、運転手さんに「明日の18:50に、この駅まで迎えにきて欲しい」と交渉。英語は通じませんでしたが、待ち合わせ日時と場所をメモ紙に書いて渡し、あとは気力とジェスチャーで(笑)、なんとか通じたかな!?
6:40発のビスタドーム31号(ペルーレイル)で、マチュピチュへ向かいます。
マチュピチュに行く手段は、列車に乗るか徒歩しかありません。列車だと3時間、徒歩だと4泊5日です。徒歩というのは冗談ではなく、古代インカ人が歩いていた道をキャンプしながら歩くという「インカ道トレッキング」が人気らしいですよ。私にはとても無理ですけど。。
ビスタドームにはこのように天窓がついています。
列車はウルバンバ川沿いの谷を走るので天窓から山が見えるというメリットはあるのですが、陽が高くなるとまともに日光を浴びてかなり暑いです。車内でも帽子とサングラスが欠かせません。日焼け対策として薄手の長袖を着ていたほうが良いですね。
世界の車窓から1
世界の車窓から2
列車内で軽食が出るんですが、おいしくないです・・。早起きしてホテルの朝食を食べておいて良かったです。
オリャンタンタイボ駅に停車中の売り子さん
世界の車窓から3
9:50 マチュピチュ駅に到着。
駅を出てすぐのところに、本日宿泊するマチュピチュ・サンクチュアリーロッジのスタッフがいて荷物を預ってくれます。そしてバスに乗り、ハイラム・ビンガムロードを登ること30分。ようやくマチュピチュの入口でもあるマチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジ前に到着です。
マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジ
マチュピチュ遺跡に隣接している宿泊施設はこちらの1軒だけ。遺跡の入口まで30秒です。抜群の立地で部屋数も31室しかないということもあり、常に満室状態。今回の旅行を計画して、最初に予約を取ったのがこのロッジです。
宿泊料もものすごくて、おそらくペルー国内では1番高いホテルだと思います。主人から値段を聞いて、思わず「嘘でしょ!?」と言ってしまったくらい。。。。ただ、3食付きで、ミニバー、スナック、アルコールも無料という設定にはなっています。(ルームサービスだけは別料金。)
私たちが泊まったクラシック・スタンダードルーム。お部屋は狭いですが、窓からはワイナピチュが見えます。
こちらは「テラスルーム」のお庭
開放的な感じですが、これだと各部屋のプライバシーが保たれていないような・・・!?
チェックインも済んだし、いよいよ遺跡に入場です。マチュピチュ遺跡の入場券(126ソル・約3800円)は、ペルー文化庁のサイトで購入できます。1日2500人の入場制限がありますので、旅行前に入手しておいたほうが良いと思います。
マチュピチュの入口付近で、パスポートを持った人たちが行列していました。ナント、記念スタンプを押してもらえるらしいんです。いいのかな~?と思いながらも、私も押してもらいました。
まつげが長くて目が可愛いリャマくんがお出迎え~。リャマはラクダの仲間だそうです。
触ってもぜんぜん平気でした。・・というより、食べることに夢中で他のことには構ってられない、という感じだったかな。
曇り空のなか、「見張り小屋」を目指して登っていきます。見張り小屋までの急坂を登っていくのも結構キツかったです。。。そして、ついに辿りついた小屋からの景色がこちら!
ジャ~~~~~~ン
憧れの天空都市、マチュピチュが目の前に!!!
生のマチュピチュはすごい迫力です。
感動。ただただ感動。
岩の上に2人で並んで座り、ずーっと眺めてました。
少し降りた所でもパチリ。どこから撮っても絵になります。
上のほうからマチュピチュの全景を眺めているだけでも結構時間が経ってしまったので、一旦ロッジに戻ってランチにしました。
宿泊者用のレストラン
ペルーで初めておいしいパンに出会えました。
サーモンのたたき
メニューにも「TATAKI」って書いてあったので日本料理ですね。
サラダ
シーフードトマトパスタ
シャーベット
クレームブリュレ
お味ですが、全般的にちょっとイマイチな感じです・・。ペルーの山の上でこれだけのものを作っているというのはスゴイことなのかもしれませんが。期待が大きすぎたかな。。。
午後、再度遺跡に入場。
段々畑の1番上にあるのが「見張り小屋」です。マチュピチュの全景をみる定番スポットです。
青い列車がとまっている所がマチュピチュ駅です。標高差400メートル。
1枚岩の階段
岩の隙間から咲いていたオレンジ色の花。茎もオレンジです。ガイドブックには載ってなかったので名前はわかりません。
ビスカッチャ(アンデスウサギ)
ウサギという名前ですが、実はネズミの仲間だそうです。結構近づいたのですが、ずっと寝ていました。
農業試験場
技術者の居住区
リャマくんはマチュピチュのアイドルのような存在ですね。
遺跡の入場時間は17時までです。
最後は警備員さんに早く帰るように促されながら、ロッジに戻りました。
ディナーはお昼と同じレストランでいただきました。
ナスのスープ
マスのカルパッチョ
今日のディナーの一押しです。
アルパカのステーキ
火の通し加減が絶妙でした。アルパカのお肉は初めて食べましたが、臭みやクセが一切ないかわりに、淡白すぎて味もない感じ・・。
デザートも日本人には甘すぎました。
実はこのレストランで、とても残念な日本人がいました・・・。
私たちは20時ごろレストランに入ったのですが、わりと近い席に30歳くらいの日本人カップルがいて、デザートを食べていました。この2人はナスカの飛行場でも見かけたので、私たちとほぼ同じ行程で旅行しているのでしょう。そのテーブルの上が異常な状況になっていてビックリ!デザートの段階なのに、ワイングラスが10個以上ならんでいて、全てのグラスにワインがたっぷり入っているんです。夫のほうは完全に酔っ払っていて、声もかなり大きくなっています。
「ワインの飲み方はさ~、・・・」「もっと香りを楽しむようにして、・・・」などといちいち妻に説明しています。妻はそれをニコニコしながら聞いています。2人ともこの場にふさわしくないヨレヨレのTシャツで、部屋のスリッパで来ていました。それだけでも恥ずかしいのに、夫のほうは他のワインを注文し、ボトルを開けさせています。
もう最悪・・・。ワインを語る前に、マナーを勉強して欲しいです。
こちらのホテルでは1本70USドルくらいまでのワインであれば何本たのんでも無料です。それをいいことに、新しいボトルをバンバン開けさせているのですね。この傍若無人な2人の振る舞いを、レストランのスタッフも他のお客さんも呆れた表情で見ています。
デザートを食べ終わったのに、夫のほうはなぜかリゾットを注文し、テーブルに肘をつきながら食べ始めました。そして、さっき開けたワインは一口しか飲んでないのに、「こんな機会は滅多に無いんだからさ~、」と言いながら、さらに別のワインを注文しました。
私 「わたし注意してくる!!!日本の恥だよ!(怒)」
主人「やめとけって。新婚旅行なんだろうし。さすがにもうこれで帰るだろ。」
外国でこういう日本人を見てしまうと、本当にイライラします。このバカ夫は、最後に注文したリゾットはほとんど残して、ワインボトルを自分のパーカーで隠しながら部屋に戻って行きました。そんなことしなくても言えば持ってきてくれるのに。。。
ちょっと不快なディナーになってしまいましたが、部屋に戻って昼間撮ったマチュピチュの写真を整理していたら気分が落ち着きました。明日はまた早起きをして、霧に包まれたマチュピチュを見る予定なので、楽しみです。
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11 件のコメント:
のりえちゃん、久しぶり!
ブログ、お引越ししたんだね。
またまた海外旅行に行ってたんだ~。
しかも南米だなんて♪
簡単に行ける場所じゃないし、
ケニアの旅レポに引き続き、NHKで
やってそうな番組を見てる気分に
なったよ。(笑)
知らない場所の旅レポってすごく
興味深いわ。
のりえさん、こんばんわ☆
わ~い♪ マチュピチュ!!!
すごいね~!
コレを生で見たら感動するよね~!
この前何かの番組で菅野美穂ちゃんが
この景色を見て涙ぐんでたもの^^
人類の叡智はホントにすごいね^^
で、アルパカちゃんたちもかわいい♪
触らせてくれるんだね^^きっと
もっふもふ~(妄想中 笑)。
それにしても。。。
ダッサイ恥ずかしいカップルの存在。。。
ホントに日本の恥だね~。
ワインを語るのも、たくさん飲むのもOKだけど、Tシャツでべろんべろんっての、どうよ???
でで、タダだから頼むって。。。!(怒)
注意したくなるのわかるわ~。
でも、酔っ払いってムテキングだからね(苦笑)。
関りあわなくってよかったかも。
色んな人はいるけれど、やっぱり
世界遺産の魅力とパートナーとの素敵な
時間はいいよね♪ 次回も楽しみ!
こんばんは。
ほんとうに世界の車窓からそのものですね^^
リャマと戯れるのりえさん、とっても美人さん!!
マチュピチュ、私も実際に見たいわ〜〜。
こういう景色を見た時って言葉がないのですよね。
わかる気がします。素敵な時間でしたね^^
なのに、ロッジで恥知らずの日本人カップルに
遭遇されてしまい...。
読んでて私も怒れちゃいました!!
でも、おっとりイメージののりえさんの
意外な一面が見られた気がして親近感を
感じました^^v
こんばんは^^
またまた素晴らしい写真がいっぱい~
アンデスうさぎ、ねずみの仲間なんですね。
こんなとこにこんな風に眠ってるなんて、可愛い^^
料理、どれも美味しそうなんですけど、デザートは、やっぱ日本人には、甘すぎちゃうんですねー
注意しようとする、のりえさんの勇気、凄いって思います。
マナーはやはり大事ですもんね。
同じ日本人として恥ずかしいって気持ちとてもわかります。
気を取り直して、楽しい旅の続きレポしてくださいね^^
応援ー
いつもありがとう^^
うわ〜 幻想的だね〜
なんか違う世界のようだわ。
のりえちゃんの旅行記・・・過去に何度か読ませていただいてるけど、どれも内容がこくって、読み応え抜群。
続編も楽しみにしてるね!
マチュピチュ!!
行ってみたいーーーー
世界遺産好きの息子に見せたらコーフンするわ!
(彼は小学校の時に世界遺産検定を受けたくらい好きなのです^^)
それにしてもこの日本人はあり得ないね。
うそでしょ?って感じ。
きっと地球の裏側に初めて行って、舞い上がっちゃったんだろうね^^;
のりえちゃんおは♪
待ってました~~!!!
憧れのマチュピチューーー!!
このマチュピチュの写真 何度も見て、
何度もテレビでも見たけれど、やっぱり
実際に行って自分の目でみないと
感動はわからないんだろうな・・・って
いつも思うの。
絶対に死ぬ前に(笑)行かなくちゃ!
最後の残念な日本人・・・ほんとに恥ずかしいね。
正義感バリバリなのりえちゃんが
許せなくて言いに行く姿、想像できるわ。
でも、ご主人に止められたのね(笑)
言いにいって余計いやな思いするのも
嫌だしよかったのかもよ。
のりえちゃん こんにちは~♪
マチュピチュ、一番楽しみにしてました!!!
写真で見てもうわーーって思ってしまうくらいだから
自分の目で見たらどんな風になっちゃうのか・・・。
いつか絶対に見てみたいよ~~~~~!!!!
途中の景色の写真、のりえちゃんてば普通に淡々と
「世界の車窓から1」とか言って、なんだか笑っちゃった。^^
残念な日本人は残念ながらいろんな国で見かけるよね。。
のりえちゃん、注意してくるって言った姿が想像出来て
えらい!!って思ったよ。でも残念な酔っ払い相手にしても
こっちが嫌な思いをしてしまうだろうし、旦那さんに止められて
今回はよかったのかもね。でもその気持ちはほんと偉いよ~!!^^
のりえちゃん、おはよー!
一気に、まだ読んでない旅行記、一気読み~!!!
すごい読み応え!!!^^
地上絵にマチュピチュ・・・あぁ、憧れの場所~。
OLの頃(遠い目)、計画したことはあったのよ。。。
自分の目の前に、この風景が広がったら、どんなに感動するんだろう・・・妄想だけでも、わくわくです♪
岩の隙間から、オレンジの一輪の花が咲いてる姿に、なんかすごく、感動しちゃいました。生命力の強さを感じます。
のりえちゃんの、「世界の車窓から」も、めちゃ楽しかったっす。^m^
のりえちゃん、こんばんわ!
久しぶりに訪問して、旅行記を一気に読みほした~(≧艸≦)
はぁ~。どこも素敵だったけどやっぱり1度は見てみたいな~マチュピチュ!!
海外に行ってマナーの悪い日本人に出会うと
気分も悪くなっちゃうよね。><
あ。。。でも酔っ払いすぎるのは人のこと言えなかったΣ(゜д゜lll)
人の振り見て気をつけなくちゃだわ(笑)
まだまだ旅行記楽しみだな♪
こんばんは^^
長旅だったので、まだ疲れがとれてないのではないですか?
なのに、長い長い旅日記、本当に嬉しいです。
海外なんて、大昔に新婚旅行にいったきりだから(笑。
のりえさんの旅日記、すごく嬉しいです~
続き楽しみにしてますね^^
暖かいコメントありがとうございます。
いつもありがとう^^
応援~
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