ペルー、チリ旅行７日目（マチュピチュ編２）

・ペルー、チリ旅行７日目（２０１１年１１月８日）・・・・マチュピチュ観光、リベルタドール・クスコホテル宿泊

朝霧のマチュピチュを見るため、遺跡の開場時刻である６時にお部屋を出ました。



ホテルを一歩出ると、もうすでにたくさんの観光客が列を作っていました。朝５時台のバスに乗ってきた人がほとんどですが、徒歩で登ってきている若者も結構いましたよ。息があがり汗もかいているのですぐわかります。

一般的にマチュピチュのベストシーズンは乾季である５月～１０月と言われていますが、乾季の間はなかなか霧が出ません。雨季と乾季の狭間のシーズンである４月や１１月は、雨が少なく霧も見えるのでオススメという人もいます。



見張り小屋付近の様子。



左右両側の谷底で発生した霧が上昇気流に乗って、ちょうどマチュピチュ付近でぶつかり合います。



霧は常に動いていて刻一刻と姿を変えます。動画で紹介したいくらいです。

だんだんと霧が晴れてきたな～、と思ったら、



５分後にはまたこうなってしまいます。霧に隠れたり、現れたりを繰り返しているマチュピチュは、本当に幻想的で神秘的でした。



同じ場所に２時間も座っていたんですが、いろんな姿をみせてくれたので全く飽きませんでした。

朝霧のマチュピチュは必見です。朝６時～８時の間が最高の時間帯で、８時を過ぎるとだんだん霧はなくなっていきます。

お腹も減ったところで、ロッジに戻って朝食をいただきました。



朝食のビュッフェ



焼きたてのオムレツ

チーズを多めに入れてもらいました。

朝食後、荷物をまとめてチェックアウトしました。大きな荷物はロッジのサービスで下のマチュピチュ駅まで運んでくれます。

マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジについてですが、ゲートまで徒歩３０秒という立地のおかげで、とても便利でした。遺跡を歩いていて疲れたら、ロッジに戻って休むというような使い方が出来ますので。ただ、お部屋は狭くて、サービスやお料理も一流とまでは言えないので、ものすごく高い料金とは見合っていないかもしれません。

下のマチュピチュ村にもＳＵＭＡＱホテルなどの綺麗なホテルがあって、料金は３分の１くらいなので、もしマチュピチュに再訪することがあったら、そちらに泊まるかも。

チェックアウト後は、帰りの列車の時刻までマチュピチュ遺跡観光を続けました。



１０時を過ぎると、もう霧はすっかり無くなっていました。



修学旅行の子供たちと先生

遺跡内では欧米人の他に、ペルーの小学生の姿が目立ちました。みんな小さいデジカメを持っていて、お互いに写真を撮りあっていましたよ。




インティワタナ（日時計）

マチュピチュの最も高い場所に設置されていて、４つの角は東西南北を向いています。




水汲み場

マチュピチュにはこのような水汲み場がいくつもあります。山の頂上にあるマチュピチュで、なぜ水が流れ続けているのか、水源がどこにあるのかなど詳しいことは現在も判明していません。サイフォンの原理を使って地下水を汲み上げているという説が有力らしいですが、雨季、乾季にかかわらず、常に一定の水量で水を流すのは相当な技術が必要だそうです。

遺跡内をうろうろしていると、寝っ転がっているグループがいたので、近づいてみることに。



ＰＥＲＵ（ペルー）



ＬＬＡＭＡ（リャマ）

人文字を作って遊んでいたのですね。たぶん大学生かな。上手だったので私が拍手をしたら、カーテンコールのようにみんなで手をつないでお辞儀してくれました（笑）。


マチュピチュ遺跡は規模が小さいので、１泊２日で十分に堪能できます。数ある世界遺産の中でも、最高峰の１つであることは間違いありません。主人は「カンボジアのアンコールのほうが凄い」と言っていますが、私はマチュピチュのほうが好きだな～。

１４時ごろ遺跡をあとにし、バスでマチュピチュ村まで下りて、おみやげ屋さんを見て回りました。



写真左側のバラックが、駅前のおみやげ屋さん密集地区です。



アルパカ製品、アンデスの民芸品、宝飾品などが所狭しと置いてあります。とてもカラフルで、見ているだけでも楽しいですよ。


１５：２０発のビスタドーム３２号に乗ってクスコへ。



世界の車窓から４



世界の車窓から５



世界の車窓から６

ウルバンバ川沿いを走る列車からの景色を眺めていると、軽快な音楽が流れ始めました。



仮面をかぶった踊りが始まりました。

日本語の解説テープも流れたのですが、なんという名前の踊りだったか失念しました・・。

踊りが終わると、次は鉄道乗務員によるファッションショーです！



列車内で販売するアルパカ製品を実際に着て見せるわけですね。だから値札がついたままです（笑）



ファッションショーの間、車内はかなり盛り上がっていました。

ファッションショーが終わるとすぐにワゴン販売が始まります。ＳＯＬ　ＡＬＰＡＫＡ（ソル・アルパカ）社のアルパカ製品が、空港や市内の直営店の２０％ＯＦＦで購入できます。種類は少ないですが、気に入ったものがあれば列車内で購入したほうがお得です。

主人はお土産にベビーアルパカ１００％のマフラーを買っていました。ものすごく肌触りが良かったです。

１９：１０、予定より２０分遅れで終点のポロイ駅に到着。昨日約束したタクシーの運転手さんもちゃんと迎えにきてくれていました。良かった！！

リベルタドール・クスコホテルに再チェックイン。シャワーを浴びて、少しお洒落な格好に着替えてから、夕食をとるためにホテル・モナステリオに移動。歩けない距離ではないですが、タクシーを使いました。



ホテル　モナステリオ

４００年以上前に建てられた修道院を改築した５ツ星ホテルです。



モナステリオのパティオ

薄暗い回廊と中庭がものすごく良い雰囲気。



レストランに入ると、美しいソプラノの歌声が。

モナステリオって、オペラを聞きながらのディナーなんですね。何も知らずに来てしまったのでビックリ。思いがけず、人生初の生オペラです。演目はプッチーニのジャンニ・スキッキ（たぶん）。とくにドレスコードはありませんが、男性はジャケットくらいは着ていったほうが良いと思います。

コース料理ではボリュームがありすぎるように思ったのでアラカルトで。



パンはどれも美味しかったです。



鶏レバームース



海老の香草パン粉焼き



オニオングラタンスープ



牛ヒレ肉のロースト（主人選択）



鴨のロースト（私選択）

このあと、デザートも薦めてくれましたが、お腹いっぱいすぎて無理でした。

レストランを出て、ホテル内の回廊を歩いていたとき、すれ違った白人のおばあさんに、

「ねえ、あなたたち、ここの教会は見た？　本当に素晴らしいわよ。」

と話しかけられたので、お礼を言って、見てみることに。



ホテル内部にある礼拝堂



精微な彫刻と、古い宗教画にしばし見入ってしまいました。

モナステリオの礼拝堂は、本来は夜間公開は行われていません。私たちが行った日は、礼拝堂内で何かの準備作業があったらしく、たまたま開いていたみたいです。ラッキーでした。

タクシーでリベルタドール・クスコホテルに戻れたのは２３時過ぎです。早朝から行動していたのでこの日はとても疲れました。明日はリマに戻り、そしてチリのサンティアゴに向かいます。次回はいよいよイースター島編です。

・ペルー、チリ旅行１～２日目（リマ編）

・ペルー、チリ旅行３～４日目（ナスカ編）

・ペルー、チリ旅行５日目（クスコ編）

・ペルー、チリ旅行６日目（マチュピチュ編１）

・ペルー、チリ旅行７日目（マチュピチュ編２）

・ペルー、チリ旅行８～１０日目（イースター島編１）

・ペルー、チリ旅行１１日目（イースター島編２）

・ペルー、チリ旅行１２日目（イースター島編３）

・ペルー、チリ旅行１３日目（サンティアゴ編）

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