パリ観光１

ロンドンからユーロスターに乗ってパリへと渡りました。

列車での移動ですが国境を超えますので、乗車前にセキュリティチェックとフランスへの入国審査があります。入国審査と言っても何も質問されず、パスポートにスタンプを押されただけでした。




ロンドンのセントパンクラス駅

こちらの駅舎はレンガ造りで重厚感があり、映画「ハリー・ポッター」の撮影で使われたことでも有名です。ユーロスターのホームには五輪マークがありました。

９と３／４番線ではなく、５番線から出発（笑）。パリ北駅までは２時間半の旅です。

パリ滞在中はソフィテルホテルに宿泊しました。パリ北駅からはタクシーで１５分ほどです。




ベトナムのハノイで滞在したときにもソフィテルに宿泊したことがあり、とても良い印象があったのですが、パリのソフィテルもやはりホスピタリティが良かったです。

私は出張でパリにも来たことがあります。ただ、３日間だけだったので観光する時間はなく、パリ観光をとても楽しみにしていました。

パリ観光の最初は凱旋門に行きました。



エトワール凱旋門

ナポレオンの命令で作られたパリを象徴する建物です。高さは５０メートル，幅は４５メートルもあります。真下から見上げると、やはり凄いスケールです。門の内側にはフランス軍の将軍の名前がびっしりと彫ってありました。

エトワールはフランス語で「星」という意味。この凱旋門を中心に１２本の道路が放射状に伸びていて、地図上で星のように見えるのでエトワール凱旋門というそうです。

あまり混んでなかったので、チケットを買い、屋上まで登ってみることにしました。高さ５０メートルというと普通のビルだと１５階くらいの高さです。２８４段の螺旋階段を一気に登ると、息も絶え絶えになりますが、素晴らしい景色を３６０度楽しむことができます。



シャンゼリゼ通り方面



エッフェル塔



西のラ・デファンス方面は綺麗な夕焼けでした。グランドアルシュ（新凱旋門）もくっきり見えました。


翌朝は、エッフェル塔を見学。



★エッフェル塔




エッフェル塔のエレベーターは３基あるのですが、１基は改修中で、１基は故障中なのです。つまり、正常運行しているのは１基だけ・・・。ということで、チケットを買うのに１時間以上ならびました。日によっては３時間以上ならぶこともあるそうです。




エッフェル塔の２階建てエレベーター

エッフェル塔の脚に沿って、エレベーターは斜めに上り降りします。エレベーターの操作は外に腰掛けている人が行っています。（※ウソです。あれは飾りの人形です。）

写真のエレベーターで２階まで上り、エレベーターを乗り換えて最上階へ。最上階は強風が吹いていて、とっても寒かったです。。。




セーヌ川



苦労して登ったエトワール凱旋門も遥か下に見えます。




サクレ・クール聖堂



エッフェル塔って、エッフェルさんが作ったからエッフェル塔という名前になったのはご存知でしたか？

私は、最上階に飾ってあるこの賞状を見て初めて知りました。大正天皇がギュスターヴ・エッフェルさんに旭日中勲章を授与したときの賞状です。最上階のけっこう目立つ場所に、日本の賞状が飾られていて妙に嬉しかったです。



★ルーヴル美術館

ピラミッドの入口はご覧のとおりの大行列でしたが、ポルテ・デ・リオンの入口はガラガラでしたよ。（美術館の南西側にあります。）





・モナリザ

大英博物館もそうでしたけど、館内の写真撮影がＯＫなのって日本では考えられないですよね。



ちなみにモナリザの前はこんな感じです・・。



・サモトラケのニケ



・ミロのヴィーナス

美術に疎い私でも知っている作品がいっぱい　とにかく広くて、じっくり見ていったら１日あっても回り切れないと思います。



ルーヴルのあとはオランジュリー美術館にも行きました。巨大なモネの睡蓮が８枚あり、２部屋に分けて展示されています。モネが白内障を患って目がほとんど見えなくなった晩年に描かれた絵ですので、タッチがとても荒いです。主人も「ん～、やっぱりなぁ。」とポツリ。「視力が良いとどんなに離れてみても雑な塗り方がくっきり見えちゃうんだよね。近視の人のほうが楽しめる絵なのかもね・・・。」　
※オランジュリーの睡蓮の間は写真撮影禁止でした。




★コンコルド広場のオベリスク

エジプトのルクソール神殿から移送されたオベリスクです。こちらも間近で見てみたかった１つです。

一昨年ルクソールに行った際に、エジプト人のガイドさんが「オスマン帝国時代に、フランスの壊れた時計と交換してしまった。」と残念そうに話してくれたことを思い出しました。ルクソール神殿のオベリスクは左右一対で設置されていたものなので、片方なくなると格好が悪いのです。

エジプト旅行でルクソールに行った際のレポはこちら（←click）。もう片方のオベリスクの写真もあります。




★オペラ座（ガルニエ宮）



８月はオペラもバレエも公演はありませんが、内部見学は可能です。



ミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台は、もちろんこちらの劇場です。シャンデリアが落下する有名なシーンがありますが、本物のシャンデリアはこんなに豪華だったなんて！




大理石の階段に、金箔が貼られた壁に、たくさんのシャンデリア。本当に夢のような世界です。




いつかドレスアップして、オペラ鑑賞してみたいなぁ・・・。


そうそう、オペラ座の近くにはたくさんの日本食レストランがあります。驚いたことに、どのお店の前にも行列ができていました。フランスでの日本食ブームは本物のようです。でも、ラーメン屋さんも、お寿司屋さんも、よくよく見てみると、日本語が通じない中国人が調理しているお店が多かったです・・・。

そんな中、「四国出身であるオーナーの本格うどんの店。」と地球の歩き方で紹介されていた店に入ってみました。



うどん「国虎屋」




天ざる　１６€



天ぷらは、海老、かぼちゃ、ズッキーニ、ブロッコリー、サツマイモなど。


うどんは、日本で食べる讃岐うどんと比べると若干コシが弱かったですが、ツルッとしたのど越しで美味しかったです。天ぷらもカラッと揚がっていましたよ。海外でこれだけのレベルのものを食べられて大満足でした。

隣のテーブルにいたフランス人女性３人は、まるでパスタのように箸にうどんを巻きつけて食べていました。箸をあんな風に使えるなんて器用だわ～。と逆に感心してしまいました。



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