先日、10回目の結婚記念日を迎えました。
節目の年ということで、主人が恵比寿にあるシャトーレストラン「ガストロノミー・ジョエル・ロブション」を予約してくれました。
ロブションは世界のフレンチのなかでも最高峰と称され、ミシュラン東京でもずっと3ツ星を維持し続けているレストランです。
シャンパン ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)で乾杯

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私たちの結婚記念日とたまたま時期が重なったんですが、ジョエル・ロブションが恵比寿にオープンしてちょうど20年なんだそうです。そのオープン20周年を記念して、ロブション氏がつい2週間前に来日し、総指揮したという特別ディナーが1ヶ月間限定で用意されていました。
「1994年から今日までの料理の軌跡」と題された、20年間のスペシャリテが少量ずつ頂ける豪華なコース

を頂きました。
無塩バターです。スプーンで下から削り取るようにして取り分けてくれます。ディナーは18時オープンで私たちが1番乗りだったのでバターもまっさらな状態ですが、20時頃には細~くなっていてちょっと可笑しかったです

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フランス産無塩バター
こういう演出もまた素晴らしいです。カトラリーはクリストフルです

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バケットとオリーブオイル
キャビア甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクレーム(☆☆☆)
世界中のロブションで定番とされているメニュー。パセリのソースで作った緑の点々が美しいです。クレームの下にはキャビアがたくさん。キャビアとジュレとクレームと一緒に口に運ぶと、これが絶妙にマッチするんです

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前菜1皿目 世界三大珍味が集結。1つずつご紹介します

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スモークサーモン フリヴォリテ仕立てにし、わさびのムース添え(☆☆☆)
スモークサーモンの上に再びキャビア登場。ワサビムースとの相性もピッタリでした

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オマール海老 甘酸っぱい蕪のマリネ、ローズマリーの香り(☆☆☆)
薄くスライスされた蕪の下には、さっとソテーされて甘味を引き出されたオマールエビ

が隠れています。蕪のマリネの味付けも絶妙。スパイシーな香辛料がかけられていて風味も豊かでした

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北海道産インカのめざめ マリネしカルパッチョ仕立てに、フォワグラのコポーに白トリュフを削りかけて(☆☆)
ジャガイモだけでも美味しいのに、そこにフォアグラと白トリュフの香りが加わったなんとも贅沢な1品。
バケットを食べ終わった頃を見計らって、ワゴンで沢山のパン

が運ばれてきます。
パンを食べてしまったら最後のデセールがキツくなるとわかっていながらも、5種類くらい頂きました

。バケット以外にも、バジルパン、アンチョビが入りクロワッサン、米粉パンなど、どれも美味しかったです。
前菜2皿目
とうもろこしのなめらかなヴルーテ仕立てターメリック風味のオイルをまとわせて(☆☆)
うまく説明できませんが、とうもろこしをベースにした複雑な味付けのスープです。アクセントに、鴨のスライスや、ジュレ、ポップコーンも添えられていました。美味しいです。
秋野菜とフォワグラのミルフィーユ仕立て(☆☆)
美しいですね。フォワグラもソースも素晴らしかったです。
ウズラの卵カリッと焼いたリゾットにのせ、白トリュフを散りばめて
ウズラの目玉焼きがカワイイですね。前菜からトリュフ、フォアグラのオンパレード状態

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前菜3皿目
ラングスティーヌラヴィオリにし、ちりめんキャベツと共に(☆☆☆)
ラビオリの中には大好きなアカザエビ(手長エビ)が入っています。フォアグラで作ったというソースも絶品でした

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ホタテ貝ポアレしブラック・ファルファレでエスコート、ホタテ貝エッセンスの軽いクリームソースを添えて(☆☆☆)
ポアレされた肉厚な貝柱は旨味が凝縮されています。黒いものはイカ墨をベースに作ったファルファッレ。泡のソースも旨味が強く感じられて最高でした

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ウニ コーヒーの香るロブション風ピュレにのせて
黒い粒はコーヒーです。ジャガイモのピューレとウニの組み合わせはあんまり合わないような?
メイン(魚料理)
和洋折衷を思わせるお魚料理3種です。
甘鯛うろこ付きで香ばしく焼き、百合根と枯木柚子のナージュに浮かべて(☆)
鱗がサクサク。スープも和風な雰囲気で優しいお味です。
オマール海老のヴァプールハーブをきかせたソースシヴェ(☆☆)
ほうれん草でオマールエビを包み、蒸し上げたものです、ソースは赤ワインを煮詰めたもので、濃厚ながらクドさはなく、パンが進んでしまいました

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車エビのアンフュージョンフレッシュコリアンダー風味
生姜のきいたスープ。コリアンダーが強すぎて、私はちょっとニガテかも

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メイン(お肉料理)
パンタード(ホロホロ鳥)です。見事な手捌きで、盛り付けをしてくれました。
パンタードのロースト ジャガイモのコンフィとフォワグラと共に(☆☆)
左からフォワグラ、モモ肉、ムネ肉です。初めてホロホロ鳥を頂きましたが、しっとりしていて旨味も強くて、こんなに美味しいお肉だとは知りませんでした

。フォワグラは少しクドさのあるものだったのが残念・・。
フランス産フロマージュ
お腹いっぱいなところに、チーズワゴンが登場

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ミモレット、カマンベール、エポワスをほんの少量ずつリクエスト
アルザス地方の甘めの白ワイン

と一緒に頂きました。
ロウソクを消した後の写真です。Felisitations(おめでとう)と書かれたチョコのお味もGoodです。
記念に2人の写真も撮っていただき、帰りぎわにプリントされたものをプレゼントしてくれました

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デセール1皿目
ラム酒のグラニテパッションクリームとココナッツのエスプーマを添えて
シャンパンロゼソルベと弾けるエアーに変え、アロエベラを忍ばせて
マロン軽めのクレームをマンゴーと洋梨のジュレに乗せて
右側にある銅色の金属みたいに見えるものは飴細工です。スプーンでコツンと叩くと割れて泡状のクレームが。どれも口当たりが軽めです。
デセール2皿目 シャルトルーズのスフレとグラスピスタシュ
スフレはリキュールの匂いがかなりきついですが、ピスタチオのアイスと一緒に食べると和らぎます。
デセール3皿目 タルトショコラ
とても濃厚でビターなチョコレートタルトです。
全体的にデセールはちょっと残念でした

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最後にプティフールのワゴンが登場。マカロンタワーの高さが凄いです

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既に3皿もデセールを食べ、別腹の余地がありません。でも根っからの食いしん坊

なので、かなり無理をして少しだけ頂きました。
コーヒー

とプティフール(ビターチョコ、クランベリーケーキ、レモンケーキ、栗のマカロン)
以上のコースで、1人45000円(税込/サ別)です。
ワンコの留守番が長時間にならないように、最初に「急ぎめで」とお願いしたところ、これだけのお料理も3時間以内で用意してくださいました。
お酒をたくさん飲む方ですと、たぶん4時間以上かかると思います。
外観はこんな感じです。
ジョエル・ロブションは、「フレンチの神様」「世界一有名なシェフ」「世界一星を持つ男」等のキャッチフレーズで紹介されることが多いですが、やっぱり凄かったです
お料理だけでなく、雰囲気も優雅で、まさに非日常空間でした。
帰り道、恵比寿ガーデンプレイスのライトアップが綺麗でした~

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憧れのお店で結婚記念日を過ごすことができ、主人には感謝の気持ちでいっぱいです



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これだけたくさん食べたので、翌日は2人ともかなり胃もたれしちゃいましたね。朝も昼もほとんど何も食べられず、夕飯もお茶漬けで済ますことになりました

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