リューズは2013年から二ツ星を取り続けているフレンチレストランで定期的に伺っています。以前と比べてテーブルの数を少し減らされたようです。飲食店の経営が大変だという報道が多く流れていて応援の気持ちもあったのですがいつもどおりの満席でした。さすがです。
今回も『シェフのおまかせコース』(8600円(+サービス料10%))を頂きました。
車だったので主人はノンアルコールで、私は白を頂きました。フルーティーな味わいのリースリングワイン。ドイツのワインも美味しいですね。かなり好きな味でした。
じゅんさいとトマトのエスプーマ
上の泡はトマトのエスプーマで、その下にはじゅんさい、きゅうり、和風ジュレ。面白い食感を楽しめます。トマトの旨味、ジュレの旨味が合わさってとても美味しいアミューズでした。右下のはグリーンオリーブのプチマドレーヌです。
フランス産ホワイトアスパラガスのババロアと雲丹のアンサンブル
この日1番すごいと思ったのがこちらです。なめらかな舌触りのホワイトアスパラガスのババロアの下には、ウニ、細かく刻んだホワイトアスパラ、魚介の出汁がきいたジュレが重なっています。それぞれが美味しいのはもちろん、一緒に食べると見事に調和して、永遠に口に運び続けたいと思いました(笑)。
新潟魚沼産 八色椎茸をタルト仕立てに ラルドの薄いベールで覆って
リューズのスペシャリテ。立派な魚沼産椎茸の下には、刻んだマッシュルーム、エシャロット、ベーコン、1番下にサクサクのパイ生地という構成。様々な旨味が複雑に絡み合う一皿です。
鴨のフォワグラとホワイトアスパラガスのソテー 山椒風味で
フォワグラの質が良いのはもちろんですが、それ以上に感動したのがホワイトアスパラガスと新玉ねぎです。特に新玉ねぎ。主人も「何、このたまねぎ!」と驚いていました。シンプルな食材のシンプルな調理法なはずなのに、どうしてこの美味しさになるのか想像できません。
アイナメのポワレ マリニエールソース
しっとりとした身質のアイナメを、サフランの香り豊かなマリニエールソースで。緑の茎のようなものはアスパラソバージュといって、フランスでは春を告げるお野菜だそうです。このソースがとても美味しくて、最後はパンをつけて1滴残らず頂きました。
石黒農場 ホロホロ鶏の胸肉をファルスと共にロースト 季節野菜を添えて
この日予定されていたお肉のメインは十勝牛だったのですが、前回伺った際にも食べていたので、こちらのホロホロ鶏をオススメしてくださいました。皮目とお肉の間にハーブなどの詰め物があり、手のこんだ一皿です。ホロホロ鶏は春から夏にかけてフレンチの定番食材らしいのですが、日本だとなかなか食べる機会がないので嬉しかったです。あと、付け合わせの野菜たちの甘さ、美味しさが相変わらず凄いです。
コーヒーのシャーベット キャラメルのムース ミルクのアイスクリーム
計算しつくされた組み合わせですね~。けっこう苦いコーヒーシャーベットのおかげでさっぱりと頂けます。これも永遠に食べていられそう。
柚子の香るホワイトチョコレートムースと苺のガトー
まるでショートケーキのような見た目ですが、中には苺のシャーベットとホワイトチョコのムースが入っています。外側の薄くてパリパリ食感の透明な飴を割りながらいただきました。「お腹いっぱいだけど、このガトーならもう1個いける!」と言ったら、近くにいたギャルソンに聞かれてしまっていて、「もう1つご用意いたしましょうか?」と😉。ちょっと恥ずかしかったです(笑)。
最後にコーヒーと一緒に焼き菓子、チョコを頂きました。
今回も前菜からデザートまで全てのお料理が素晴らしくて大満足でした!
オーナーの飯塚シェフは営業自粛中も生産者の方から食材を買い続け、スタッフたちに手渡していたそうです。六本木でお家賃もかなり高そうですし、スタッフの人数も多いしで、自分自身が大変なときに周りに気を配れるなんて本当にすごいです。withコロナの状況でも、努力している人がちゃんと報われる世の中であってほしいですね。
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